ベリナート皮下注用によるC1インヒビター療法について
❶週2回の皮下注射です。
C1インヒビター補充療法として、ベリナート皮下注用は、週2回、3~4日間隔で皮下注射します。ベリナート皮下注用の投与量は、体重1kgあたり60国際単位で、体重に応じて変わります。
❷安定したC1インヒビター活性を維持することができます。
ベリナートを皮下注射するC1インヒビター補充療法では、投与されたC1インヒビターが皮下組織をとおして緩やかに吸収されるため、安定したC1インヒビター活性を維持することができます。
■ベリナートを皮下注射後の血液中C1インヒビター活性の推移(イメージ図)
❸在宅自己注射ができます。
皮下注射用のC1インヒビター製剤(ベリナート皮下注用)による治療では、主治医からトレーニングを受ければ在宅でベリナートを皮下注射することができます。ベリナート皮下注用は、週2回(3~4日間隔)、体重1kgあたり60国際単位を投与します。在宅で注射できるため、注射のために会社や学校を休む必要がなく、生活の質が向上することが期待できます。
❹注射の際、局所反応が起こることがあります。
ベリナート皮下注用を注射された多くの患者さんが、注射時に紅斑、痛み、硬結、内出血、腫れなどの局所反応を経験しています。こうした局所反応を避けるためにも、注射の手順を守り、注射ごとに針を刺す部位を変えてください。ただし、局所反応が数日続く場合や、反応の程度がひどい場合は、主治医に連絡してください。
❺在宅自己注射の開始にあたっては、
医療機関でトレーニングを受けてください。
ベリナート皮下注用の注射にあたっては、必要な器具のセットアップ、清潔操作、トラブル時の対処などについての知識を習得する必要があります。医療機関、主治医による十分な説明とトレーニングを受けるようにしてください。